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空冷911定番?のヘコミ

2020年4月24日

先週あたりから仕事がかなり少なくなってきました(^^;)、本来ならこの時期はクルマ関連の業者様(ディーラーや中古車店など)の連休前の納車ラッシュでとてもご依頼数が多く忙しい時期なのですが、今年はとても平和です(^^;)、それでも中旬まではそれなりの仕事量があったので今月は何とか凌げますか、来月は厳しい月になりそうです・・・でも、固定経費が掛かる業種ではないのがまだ救いです、外食や買い物などの出費を抑えてジッと我慢していれば何とかやり過ごせます、しかし、もし賃料や人件費、返済などの出費があったらとてもやっていけないです・・・そういう意味ではまだ少しはマシな方なのかもしれません、悶々と考えていても何も変わらないので時間がある時は普段ほっぽり放しのガレージの整理をしたり家の補修をしています、時間に余裕ができたお陰で作業が進む進む(笑)、昨年から途中になっていたベランダの床補修ももうすぐ終わりそうです、次は庭の雑草と芝生の手入れでもしますか・・・何となく虚しい(笑)

今回は空冷911(964)の修復でした・・・一般のお客様からのご依頼です。

ポルシェ964前期リア 964前期Rクォーターヘコミ

とても綺麗な964です、普段はポルシェ専門店様での作業が殆どなので私の自宅ガレージに911を入れるのは久しぶりです、空冷はコンパクトなので狭いガレージでも余裕で作業ができます、小さいクルマはいいですね、ヘコミは以前にもブログで書きましたが定番の位置、リアクォーターの前方部、ドアとの境目あたりです、どういう訳か空冷911はこの位置にヘコミが出来る事がとても多いです、今までに数えきれない位の台数を作業したと思います、空冷911はツールアクセスがとても良いクルマでデントリペア作業のし易いクルマなのですが、この位置はちょっと厄介です、内部にドライサンプ用のオイルタンクがあるのでそれを逃げてヘコミまでツールを入れなくてはなりません、オイルタンクに負担を掛けないように作業するには少し工夫が必要です(^^;)、逆サイドならどんがらなので楽なのですが・・・

964前期Rクォーターヘコミ1  before

しかも、フチまでヘコミの影響が及んでいてフチの角度が変わってしまっています、これはとても厄介です(^^;)、とにかく出来る限り違和感の出ないように気を付けて仕上げました。

964前期Rクォーターヘコミ作業後 964前期Rクォーターヘコミ作業後2 after

かなり手こずりしましたが、何とかイイ感じに仕上がりました、お客様も喜んで下さったので苦労した甲斐がありました、良かったです。

最近は空冷911を街中で見かける事もとても少なくなってきました、取引価格もとんでもない高額になってきて、もうすっかりコレクターズアイテムになってしまったみたいです、10年位前まではプリウスの新車価格くらいで買えたのに・・・知り合いのポルシェ屋さんの社長に『1台MTの安いのあるよ、どう買わない?』なんて当時よく言われました、もしその時に買っていれば今頃ガッポリ儲かったのに・・・そういう不純な動機の人は買っちゃいけないですよね、でもどちらにしても先立つ物の問題で買えなかったです(笑)

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