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930カレラのリアクォーター

2021年7月5日

梅雨ですから仕方ないのですが、本当によく降ります、特にここ数日の降り方は尋常ではありません、熱海で大変な災害が起きてしまいましたが、横浜でもかなり激しく降り続いています、私の自宅は高台なので水没や浸水は無いでしょうが、土砂の崩落は無いとは言えません、自宅の前は小高い林のようになっていますので(^^;)、昨日は一応異常がないかどうか見に行ってしまいました、それにしてもここ数年は必ず何処かで水害が起きています、やはり異常気象なのでしょうか?怖いです・・・。

今回はポルシェ911(930)カレラの修復でした・・・

930カレラRクォーターヘコミ 930カレラRクォーターヘコミ2 before

グランプリホワイトが眩しい930カレラです、一時期(10~12年前位)は毎週のように修復作業のご依頼がポルシェ専門店様からありましたが、ここ数年はめっきり減りました、中古相場の異常な高騰からビンテージクラシックカーのように扱われるようになったようで大切にガレージに保管されているクルマが多くなったからかもしれません、昔は安い時期があって200万円台で結構程度の良いクルマも買えました、あの時買っていれば・・・(笑)

普通のクーペボディのクルマの場合、Rクォーターパネルの修復作業はツールアクセスに悩まされるケースがとても多いですが、空冷911(ナロー、930、964、993)は真逆で最もアクセスし易いパネルの一つです、ただ930は左側にはオイルタンクがド~ンと鎮座しているので何もないドンガラ状態の右側に比べると少し厄介になります、それでも普通のクーペに比べれば随分と楽です、今回もパネルの曲面にある少し深めのキズ有りヘコミでしたが比較的短時間で綺麗に修復する事ができました。

930カレラRクォーターヘコミ修復後 930カレラRクォーターヘコミ修復後2 after

キズはどうしようもありませんが、ヘコミが無くなったせいでとても見栄えがよくなりました、これでタッチアップすればまず解からないと思います、やはりプレスラインの無い911の綺麗なボディラインにはヘコミは似合いません、自分のクルマではありませんがとてもスッキリしました(笑)

昔は911は普段乗りも出来るスーパースポーツカーと言うのが売りでしたが、流石に930になると最終モデルでも30年以上も前ですし、中古相場の異常な高騰のせいもあり殆ど普段乗りなさるような方は減ったようです、少し寂しい感じがします・・・でもたまに白髪の初老の方などがナローや930をゆっくり丁寧に走らせているのを見ると何だかとてもカッコ良く見えます、もし、何十年も乗り続けているのなら凄い事だと思います、そういう人には一人のカーマニアとして憧れてしまいます、私には絶対出来そうもありませんので(笑)

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