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キツく厳しいヘコミでした(BMW5シリーズ)

2015年6月13日

今月の初旬はいたって平和な日々を過ごしていたのですが、今週から少し忙しくなってきました、ここ数日は蒸し暑く作業する度に汗だくになります、でも本番の夏はまだまだこれからです・・・体がもつかどうか心配です・・・(笑)

今回はBMW5シリーズのワゴンのリペアでした、業者様からのご依頼です。

BMWE39ワゴン

BMWE39ワゴンデントリペア作業前画像1 BMWE39ワゴンデントリペア作業前画像2 before

・・・強烈です(^_^;)、ヘコミはドアの上部、大きさは約10センチ、深く鋭くへこんでいて最上部は塗膜が5ミリほど完全に欠落しています、ここまで逝ってしまうと修復しても必ず歪みや違和感が残ってしまう為、普通なら板金塗装をお奨めするところですが、お得意様の業者様で全てご理解された上でのご依頼です、『とにかくできる限りでいいから目立たなくして!』とのお言葉をいただいたので戦闘開始です(笑)、まずは小判のようにクッキリ折れているヘコミのフチの応力を抜くところからです、というのもこのままヘコミを触っていってもフチが踏ん張っている為、殆どヘコミは変化しません、強引に押し戻そうとすると鋼板がどんどん伸びて仕上がりは悪くなってしまいます、この工程はとても重要です、ある程度応力が抜けたところでやっとヘコミを触っていきます、ただ深い上にキツいスジ状の打撃痕が簡単には変化しません、ここが作業の肝?です(^_^;)、焦らず少しづつ丁寧にヘコミ様?と対話しながら作業を進めていきます、鋼板に動きが出てきたら一気にヘコミを押し戻していきます、そこからはとにかく歪みとの戦いです、伸びきって行き場のなくなった鋼板が歪みとして無数残ってしまうのでそれを1つづつ散らしていきます、細かく地味な作業です、そんなこんなで悪戦苦闘する事1時間半!何とか目立たなくする事はできました。

BMWE39デントリペア作業後画像1 BMWE39デントリペア作業後画像2 after

若干の歪みはもちろんあります、傷の部分は塗膜にクラックが入りそうであまり追い込む事ができなかった為、ほんの少しヘコミも残っています、パッと見ただけなら殆ど解りませんが細かくあら探しすれば違和感はあります、でもこれで精一杯です(^_^;)、社長様のご確認をいただき何とか終了です、ご依頼ありがとうございました。

今回は適したツールがしっかりアクセスできたので何とか形にできましたが、もし使えるツールに制限がでるような状態だったなら途中リタイアになっていたかもしれません、何とか目立たなくできて本当に良かったです、でもキツく厳しいヘコミでした・・・(笑)

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