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キズは消せませんが小さなヘコミは直せます

2015年7月3日

毎日毎日本当によく雨が降ります、長期予報では今年の梅雨は長いようです(^_^;)、もちろん雨もうっとしいですが、私が最も不快なのは湿度です、これさえ上がらなければまだ過ごし易いのですけどね・・・ジメジメジトジト本当に嫌です(笑)

今回はBMW3シリーズのクーペのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。

BMW3シリーズクーペ

BMW3シリーズクーペデントリペア作業前画像1 BMW3シリーズクーペデントリペア作業前画像2 before

ヘコミはフロントフード(ボンネット)の横フチです、大きさは3~4センチ、スジ状に鋭くへこんでいて塗膜には傷もついています(^_^;)、厄介なヘコミですが、最も厄介なのはヘコミの位置です、ボンネットのフチは殆どのクルマはフレームになっていて袋形状の為にヘコミの裏側にツールをアクセスする事が難しいケースが多いです、正直なところお問い合わせをいただいた時も厳しいかな・・・と思いました、私のところへお問い合わせいただく前に他の業者さんにヘコミを見てもらったそうですが、デントリペアではツールが入らないから修復できないと言われたそうです(^_^;)、お客様にはお時間を無駄にしてしまうかもしれませんが・・・とご説明しましたが、それでも見て欲しいとのご要望をいただいたので実車確認にお伺いしたのですが、パッと見た限りではやはり厳しいです・・・、フレームと外板の合わせ目に隙間があれば・・と期待したのですが全くダメです、諦めかけた時にヘコミからは少し離れてはいるものの小さな穴を2つ発見、もしやと思い細いワイヤーのようなツールを曲げて入れてみるとヘコミの半分くらは何とか触れます、もう1つの方からも入れてみると残りの半分もギリギリ触れます、かなり深く鋭い形状のヘコミなのでワイヤーのような細いツールでは力を伝えきれないので完全修復は難しいのですが、それでも今よりはかなり目立たなくできます、お客様にその旨をご説明させていただいたところ『それで構わないから是非やって欲しい』とご了承をいただけたので2つの穴から2種類のワイヤーツールを駆使して作業致しました。

BMW3シリーズクーペデントリペア作業後画像1 BMW3シリーズクーペデントリペア作業後画像2 after

BMWの鋼板は素直で直しやすい特性なので予想より歪みも残らずにリペアできました、ヘコミがなくなった事でパッと見た感じはかなり目立たなくなりました、これで傷をタッチアップをすれば殆ど解らなくなると思います、お客様もヘコミさえ無くなればそうなさるつもりだったようでとても喜んでいただけました(嬉)、良かったです!ご依頼ありがとうございました。

デントリペアはヘコミのみを修復する技術ですので残念ながらキズを直すことはできませんが、キズはタッチアップでDIY修復すればかなり目立たなくできるケースも結構あります、キズやヘコミの修復の基準は人によっても色々でしょうからこの方法がベストかどうかは個人の価値観によると思いますが1つの選択肢としては検討してみる価値は十分にあると思います、デントリペア+DIYタッチアップ!如何ですか?(笑)

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