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フェンダーアーチのプレスラインのデントリペア

2016年7月11日

先週は涼しくなったり暑くなったり晴れたり豪雨になったりと天気も気温も日ごとに変わりとても変動のめまぐるしい1週間でした、しかし仕事は平和(暇)でした(^_^;)、おかげで買い物や雑用が一気に片付きました(笑)、でも一転して今週は忙しくなりそうな気配が・・・。

今回はVWトゥーランのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。

VWトゥーラン

VWトゥーランデントリペア作業前画像1 VWトゥーランデントリペア作業前画像1 before

ヘコミはFフェンダーのアーチ部分プレスライン上です、大きさは約4センチ位ですが、ちょっと深いです(^_^;)、しかもラインをしっかり損傷しているので綺麗に仕上げるには色々と神経を使います、ただ、幸いな事にFフェンダーなのでツールのアクセスは良好です、適したツールを良い支点、安定した姿勢で使う事ができる点は大いに助かります、塗膜の肌を荒さないように面接点のアタッチメントをツール先端に装着して粗出ししていきます、鋼板が動いてくれば後はひたすら歪みをちらしていきます、少し時間は掛りましたが、まずまずの仕上がりまで持っていくことができました。

VWトゥーランデントリペア作業後画像1 VWトゥーランデントリペア作業後画像2 after

打撃痕に2ミリ位の点のようなキズがありますが、ヘコミがなくなったので普通に見る限りは全く解らなくなりました、お客様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

デントリペアで最も重要な要件の1つはツールアクセスです、これ如何でリペアの可否、仕上がりは大きく変わりますが、Fフェンダーは最もアクセス状況が良いパネルだと思います、他のパネルなら修復不可となるようなヘコミもFフェンダーだったお蔭で何とか形にできた事は1度や2度ではありません、しかし、同じ『フェンダー』でもリアになると状況は一変です、Rフェンダーの場合はツールのアクセス環境は一部の例外を除き殆どのクルマが最悪の部類と言っても過言ではないと思います、もちろん車種や位置によってもかなり変わりますが、リアタイヤとリアドアの間の細い部分などといったらツールアクセスは絶望的です、よく『タイヤハウスからツール入るでしょ?』とお客様から聞かれますが、リアはタイヤハウスからでは入りません、リアフェンダーは鉄板2重構造なんです、この事は一般のお客様は殆どの方が勘違いなさっています、自動車関連業者様でもたまに知らない方がいるくらいですから不思議ではありませんが・・・、一言で言えば、フェンダーに関してはフロントとリアではリペア環境に天と地の差があるという事ですね・・・(笑)

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