先週末は作業依頼が集中してかなりバタバタしました、週前半はとても暇だったのですが・・・(^^;)、どうも最近はこのパターンが多いです、作業数が少ないな~などと思っているといきなり作業依頼が集中して猛烈に忙しい、そしてまた暇になる・・・そんな感じの繰り返しです、この仕事をやっていていつも不思議に思うのはどういう訳かある特定の日に作業依頼が集中する傾向にある事です、しかも、そういった場合はクルマ関連の業者さん、一般のお客様どちらも集中するから不思議です、休みの関係や天候、色々考えてみましたが結局はよく解かりません・・・とても不思議です(笑)
今回はアウディA4のFフェンダーの修復でした、一般のお客様からのご依頼です。
Fフェンダーのアーチ部分のプレスラインをガッツリ潰したヘコミです、画像を見ると解かりづらいですが、フェンダーのかなり上部の方まで歪みが走っていてプレスラインには下地に達する位深いキズもあります、そしてボディ色は歪みが残ると目立ちやすい黒系!キビシイ作業です、若干の歪みが残る可能性がある事をお客様にお伝え致しましたが、ご了承頂けたので全力で作業開始です。
長さだけでなくかなり幅があるヘコミでフチにしっかり応力が掛かっていて試しにツールで触ってもやはり変化する兆しもありません(^^;)、まずは応力を解放してあげないと先へ進めません、ある程度鋼板に動きが出てくれれば攻めていけます、ただ、塗膜肌に違和感を残さないようにツール先端にはかなりタッチ面積の大きいアタッチメントを装着して出来る限りツールが『点』で接しないようにしてヘコミを押し戻していきます・・・
パッと見た感じには殆どヘコミが解からなくなってからが本番です、伸びた鋼板やフチの残骸?などの歪みがヘコミ全体に広がっています、これを片っ端から撲滅していきます、文章で書くと簡単ですが、地味で細かい作業が続きます、何度も背景の映り込みをチェックしては違和感のある場所を潰していきます・・・マシーンのように作業する事約1時間半、何とか形になりました。
キズはどうにも出来ませんが、僅かな歪みが残った以外はまずまずの仕上がりまで持っていけました、お客様にもご確認頂きましたが、とても喜んで頂けたので苦労した甲斐がありました、ご依頼ありがとうございました。
今回のような損傷の場合はツールアクセスが最も重要です、これがFフェンダーではなく2枚構造になっているRフェンダーだったら正直なところここまでの仕上がりには持っていけなかったと思います、ツールの『良いアクセス・適したツール・良い支点』この条件が良好ならデントリペアはかなり酷い損傷でもそこそこ修復可能ですが、条件が損なわれると仕上がりが落ちる、最悪は修復不可になってしまう事もあります、言い換えればパネルのどの位置にヘコミがあるかが修復・仕上がりの『鍵』です・・・デントリペアは難しいです(笑)
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