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VWゴルフFフェンダーのヘコミ修理

2016年9月21日

昨晩の台風は凄い雨でしたが何事もなく過ぎ去ってホッとしました、夕方頃は道路を川のように流れる雨水がガレージに浸水してくるのでは・・・と、かなりビビっていましたがシャッターの隙間から浸み出す程度ですみました(^_^;)、それにしても何時までこんな天気が続くのでしょう?今月はちょっと異常ですね、こんなに雨が多い月はここ数年は記憶にありません、お蔭で仕事も暇です・・・青空が恋しいです(笑)

今回はVWゴルフのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。

VWゴルフ

VWゴルフデントリペア作業前画像1 VWゴルフデントリペア作業前画像2 before

ヘコミはFフェンダーです、プレスラインの上部で大きさは3~4センチ程度ですが、少し深めで打撃痕がスジ状に残っています、こういったヘコミを綺麗に修復するには局部的に変位している箇所をどれだけ違和感なく処理できるかが『鍵』です、折れてしまっているヘコミのフチ部分やスジ状の打撃痕などがパネルに写りこむ背景を歪ませる事によってへコミをより目立たせてしまっています、逆に言えばこれらが視覚的に確認できなければヘコミは殆ど見えない事になります、スジや折れている部分の修復ではそこに掛っている応力をできるだけ抜いてやることが大切です、応力が抜ければヘコミは踏ん張る?のをやめて素直に変化してくれます、これをせずに強引にヘコミを押し戻していくと必要以上に鋼板を伸ばしてしまい、結果、伸びた鋼板が行き場を失って『歪み』として残ってしまいます、この『伸びた鋼板の歪み』を違和感なく仕上げるのがデントリペアでも最も繊細で厄介な作業の1つです、今回も『歪み』を取る作業に最も時間を費やしました。

VWゴルフデントリペア作業後画像1 VWゴルフデントリペア作業後画像2 after

ツールアクセスの良いFフェンダーでしたので、殆ど歪みも残らず綺麗にリペアする事ができました、お客様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

よくお客様に聞かれるのですが、一度へこんで伸びてしまった鋼板は基本的には元には戻りません、デントリペアは伸びた鋼板を見えなくしているのです・・・だからデントリペアという技術は難しいんですね、いつも『歪み』との戦いです(^_^;)、もし伸びない鋼板ができたら凄い事でしょうね、伸びないという事は言い換えれば凹まないという事ですから・・・でも、そんなのものができたら私は廃業ですね(笑)

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