まだ、5月中旬位だというのに梅雨のような天気が毎日続いています、それ程気温は高くはないのでまだ耐えられますが、湿度が・・・不快です(^^;)、何が苦手って湿度が一番苦手です、私にとっては真冬の乾燥はさほど苦にはなりませんが、この時期と夏の湿度は大の苦手です、これから約3か月もの間、湿度と付き合っていかなければならないと思うと気が滅入ります(^^;)、秋が待ち遠しいです(笑)
今回はVWゴルフ7のリアゲートの修復でした、一般のお客様からのご依頼です。
お電話頂いた時にプレスラインとは聞いておりましたが、想像以上に損傷してます(^^;)、大きさは縦・幅共に8センチ位でプレスラインをかなり鋭く潰しています、これが普通の?プレスラインならまだよいのですが、VWの通常のプレスラインよりも数段シャープで角度も鋭角です、仲間内ではふざけて『手が切れるプレスライン』などと呼ばれる程です(^^;)、もう少し浅く小さければまだよいのですが、流石にこのクラスになってしまうと完璧に修復は難しいです、お客様にもその旨ご説明させて頂きましたが『何とか今より目立たなくなれば・・・』とのご要望でしたのでチャレンジさせて頂きました(^^;)
ただ、ヘコミの修復作業の前にリアゲートの内装を外さなければならないのですが、手順はとても簡単なのですが、ゴルフの場合内装を留めているクリップが金属製で個体によってとんでもなく固い場合があります、国産車のように樹脂製のクリップなら最悪破損しても何種類も新品をストックしているので付け替えれば済むのですが、ゴルフの場合、金属製なのでクリップは破損しませんが内装の台座が割れてしまう事があります、過去にも何度も苦労しました、今回は・・・大丈夫でした、比較的素直に外れて一安心です・・・
内装が外れてしまえばツールアクセスは良好です、塗膜を荒したり割らないように慎重にツールで押し出していきます、技術者によっても色々考え方や手順は違うと思いますが、私はこういうプレスラインガッツリの場合はラインを最初から触るのではなく周りから攻めていく事が多いです、理由は・・・今までの経験上その方が鋼板の伸びを最小限に抑えられるような気がするからです、でも先日、ベテランの同業者の人とこんな話をしたら『俺はまずラインを攻めるね』と仰っていたので間違っているかもしれません(笑)
悪戦苦闘する事約2時間!一応形になりました(^^;)、プレスラインの僅かな乱れと周辺に少し歪みが残りましたが、普通にパッと、あくまでパッと(笑)見る限りは解からないと思います、お客様にご確認を頂いたところ喜んで頂けたので苦労した甲斐がありました、ご依頼ありがとうございました。
VW・アウディのプレスラインはどれもシャープでとてもデントリペア泣かせです、本当に浅く小さなヘコミであっても綺麗に修復するのは至難の技です、私にとっては・・・(^^;)
VW・アウディ車のプレスラインがガッツリ逝ってしまって完璧に修復するのがご希望ならデントリペア名人か達人に頼むしかありません、私がもしVWかアウディに乗っていてもそうします(笑)
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