梅雨明けした途端に酷暑続き、この変化にもう老体がついていきません(^^;)、何となく1日中ダルさがぬけず不調です、スタミナをつけようと肉料理やニンニク料理を一生懸命食べてみましたが、一向に改善せず、変わるのは増加する体重のみ(笑)、最近は夏は毎年こんな感じです、早く涼しくなって欲しいです・・・夏は苦手です。
今回はレクサスRXの強烈なドアパンチの修復でした(^^;)
ドアノブすぐ前に大きさ6~7センチの深いヘコミです、打撃痕はしっかりスジに・・・そして画像では解かりにくいですが、プレスラインも損傷しています、しかも矢印のあたりは鋼板が押されて盛り上がっています(^^;)、それにしてもプレスラインのある曲面をこれだけガッツリ逝くにはかなりの勢いでドアパンチしないとここまでの損傷にはならないように思います、悪気はないのかもしれませんが、『ちょっとうっかり』というレベルを遥かに超えています、酷すぎます・・・
こういったヘコミを綺麗に修復するのはとても難しいです、スジやプレスラインの復旧はもちろんですが、盛り上がった部分やヘコミのフチに掛かっている応力を開放しないとならないからです、この部分にはヘコミをこのままの形で維持しようとする力『応力』が掛かっています、これを取り除かない事にはいくらヘコミに力をかけても全体は変化しません、デントリペアのDIY作業の失敗で多いのはこの応力を抜かずにただヘコミを押す・・・結果、ヘコミ全体は変化せずに押した部分だけがピンポイントでニキビのように変化してそれを繰り返すのでブツブツになってしまう・・・このパターンです(^^;)
まずはフチや盛り上がりに掛かっている『応力』を抜く事に専念します、この工程は仕上がりに大きく影響する本当に重要な作業です、今回も鋼板に動きが出てくるまではひたすらこの作業をしていました、応力が抜けてくるとヘコミが動いてきます、こうなって初めてヘコミを押し戻していきます、ただ、深いヘコミはそれだけで局部的に鋼板は伸びていますので伸びた鋼板を塗膜肌にうまく同化させなければなりません、これは1ミリ以下の細かい作業です、このヘコミの場合は更にスジがきつかったのでかなり厳しい作業となりました・・・(^^;)
すこし塗膜肌の乱れはありますが、白系のボディ色なので余程細かく見なければ分からないと思います、オーナー様は全く分からないと喜んで下さったので苦労した甲斐がありました。
それにしてもドアパンチって本当に多いです、感覚的には修復作業の8割はドアパンチヘコミの修復のような気がします、ほんの少し気を付けてくれればおきない事故なのですが・・・それが出来ないのが人間なのでしょうか、そうなるとへこまないパネルをメーカーが開発してくれるのを待つしかありませんね、あっ!そうなると私は廃業ですね・・・それはマズいかも(笑)
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