奥の手が使えました

2018年6月10日

とうとう関東も梅雨入りです、これからはジメジメシトシトの不快指数の高い日が暫く続きます、雨が続くと若干ですが仕事にも影響が出ます(^_^;)、嫌な季節の到来です、でも更に恐ろしいのは梅雨明けした後に待っている本格的な夏です、何よりも暑いのが苦手な私にとって本当に地獄のような2ヶ月間が待っています、できれば夏のない所に引っ越したい・・・一瞬本気で考えてしまいます(笑)

今回はまたもリアクォーターパネルの前方部フチの修復でした(^_^;)

Rクォーター前フチヘコミ Rクォーター前フチヘコミ2 before

ヘコミはリアクォーターパネルの最前方部でリアドアとの境まで2~3センチ位しか離れていません、先日のブログでも書きましたがこの位置は鋼板2枚構造なのでタイヤハウスからはツールアクセスはできません、普通は車両後方部から内装を分解したりテールランプを外したりして長いツールで何とか作業したりするのですが(国産車はこのパターンが多いです)流石にここまで前フチですとキツいです、ドイツ車の場合は運が良いと『純正デントホール』が使えたりする場合があります、今回のクルマはBMW5シリーズでしたので目一杯期待していました(笑)・・・でも位置が離れていて全く使えませんでした(^_^;)

もっと浅くてスジっぽくなっていないヘコミならプーリング(表側から引っ張って直すデントリペアの技法)で対応するのですが、結構キツいスジ状ヘコミなのでその手も使えません、後はタイヤハウス内に小さな『穴』を開けてツールアクセスを確保するという手もあるのですが、基本的には私は『穴』を開けたくない派?なのでできる事ならその手は使いたくありません、何か手は・・・と少ない脳ミソをフル回転しながら考えていたその時、もしや!と思ってライナーを留めているビスを確認してみると・・・良い位置にビスが付いています、ビスがあるという事はその『受け』がある筈です、ビスを外してライナーをめくってみるとやはりビスを留める為の樹脂製の台座がありました!それを破損しないように外してみると小さいけれど『穴』がありました、太いツールは入りませんがワイヤーツールと呼ばれる細いツールなら何とか入ります、何本か試してみると何とかヘコミまで到達できます(嬉)、ワイヤーツールなので力が掛からずかなり苦労致しましたが何とか形にする事ができました!

Rクォーター前方部へコミ修復後画像1 Rクォーター前方部へコミ修復後画像2 after

『穴』を開けずに修復できた事が嬉しかったです、どうもクルマに『穴』を開けるのはいくら見えない場所であっても抵抗があります(小心者の為)、でも、この手はリアフェンダー内にライナーが付いていて留め方がナットでなくて鉄板ビスを使っているクルマでないと使えません、私の記憶ではドイツ車とホンダ車の一部だけだったような気がします、もちろん運良くあるライナーがあってもヘコミの位置が悪ければ使えません、確率的にはとても低いです・・・(^_^;)

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