1日の作業が終わると疲れ切ってしまって肉体的にも精神的にも余裕が無くてなかなかブログを更新する事ができません(^^;)、気が付けば一度も投稿せずにもう2月になってしまいました、取引先の担当者様から『もうブログやめちゃったんですか?』などと聞かれる始末(笑)、今年こそは小まめに更新!と年初に誓ったのですが、やはり無理みたいです・・・(笑)
今年も相変わらず、キビシ~ヘコミが多いです、今回はそんな中の1台です
Fフェンダーアーチ付近のヘコミです、プレスライン(折り目のようなボディライン)をガッツリ潰していてアーチのフチ付近までヘコミの影響が出ています、アーチの折り返し部分に大きな損傷を受けていない事は救いですが、10センチ位の大きさはあるのでプレスラインを含めて綺麗に修復するには強引な力技は厳禁です、画像はピンボケなので解かり難いですがヘコミの上部は凹む際に力が掛かってかなり盛り上がってしまっています、まずは丁寧に盛り上がってしまった部分を落としていきます、ポンチで叩いて落としていきますが、スバルの鋼板もかなりヘナヘナなので叩き方をミスるとすぐポンチ跡が残ってしまいます、最近は良い道具が沢山出てきていてポンチの先端も様々な形状の物がありますので昔に比べれば随分と楽になりました、それでも今回のように『丘』のような形状に盛り上がってしまった場合は神経を使います。
応力が抜けてくるとヘコミに動きが出てきますので、そうなったらツールで押し戻していきますが、まずはプレスラインに拘らず粗出ししていきます、ある程度『面』が出てきたらプレスラインを触っていきます、ヘコミによっては手順を入れ替えて先にプレスラインを触っていく場合もあります、どういった基準で手順を決めているかというと・・・何となくです(笑)決して適当に決めている訳ではなく過去の経験から出来る限り鋼板を伸ばさないようにするにはどちらが良いか、というのが何となく解かります、但し正しい判断だったかどうかは永遠に解かりません、でも自分で満足できる仕上がりに持っていけたら正しかったと思うようにしています。
そんなこんなを考えながら最後は写り込む背景をチェックしながら歪みを取り終了です
結構、苦労致しましたが何とか形には出来ました、僅かな歪みは残りましたが、パールホワイトという写り込みが少ないボディ色でしたので普通に見る限りはまず解からないと思います
お客様にご確認頂きましたが、喜んで下さったので一安心です、ご依頼ありがとうございました。
ツールアクセスの良いFフェンダーで助かりました、これがもしリアフェンダーだったら正直なところツールアクセスを確保するだけで四苦八苦していただろうし仕上がりも全く違った結果になっていたと思います、状況次第で仕上がりが大きく変わってしまうのがデントリペアです、難しいです、いくら経験を積んでもきっと私には極める事は無理でしょう・・・多分(笑)