2022年の初投稿です(^^;)、今年はいつもの1月より少し忙しいです、例年通りなら仕事始めは若干バタバタしますが、その後は落ち着いて中旬辺りから暇になってくるのがパターンなのですが、どういう訳か暇になってきません、しかも1月は本来ならクルマ関連の業者様からのご依頼が多いのですが、今年は一般のお客様からのご依頼が多いです、どうしてなのかは解かりませんが、コロナ第6波の中、仕事があるというのは有難い事だと思って頑張っております・・・(笑)
今回は日産エクストレイルの修復作業でした、クルマ関連の業者様からのご依頼です。
作業ライトが変な所に当ってしまって解かり難いですが、Fフェンダー後部に15センチクラスのヘコミが2つ連なるように並んでいます、しかもアーチ付近のプレスラインも波打っています(^^;)、最初、見た時は15センチクラスのヘコミは1つだけでも充分厄介なのに2つも連なってしまって一体どうしようか、一瞬思考が固まってしまいましたが担当者様から『目立たなくする程度で構わないから・・・』と助け船を出して頂いたので少し気分が楽になりました(笑)
ツールアクセスの良いFフェンダーというのと歪みが目立ちにくいホワイト系ボディ色というのが救いですが、これだけ波打ってしまうとどこから手を付けて良いか考えてしまいます、、最初はコールドグルー(引っ張って直す為の道具)で粗出ししようかと思いましたが、内部に手を突っ込んで鋼板に力を掛けてみると考えていた以上に応力が掛かって踏ん張っているのでセオリー通り応力を抜いてからツールで押し戻していく事に致しました・・・
それ程鋭角に折れているわけではありませんので『面』接点するポンチでひたすら応力を抜いていきます、間違えて応力が掛かっていない所を叩くとすぐポンチ跡が残ってしまいます、昔は焦って強く叩きすぎてポンチ跡を作ってしまって、後でそのリカバリーに無駄な時間をよく浪費致しておりました、最近は少しは学習したようで、よく見極めながら的確に落としていく事がようやく出来るようになりました(笑)
応力が抜けたらツールで押し戻していきます、ここでも『面』で接するアタッチメントをツールに装着してなるべく塗膜肌を荒さないように慎重に『面』を出していきます、パッと見た感じヘコミが無くなった位からが本格的な『歪み』との闘いです、映り込む背景をチェックしながら少しづつ違和感が出ないように調整していきます・・・
完璧とはいきませんでしたが、何とか普通に見る限りは殆ど解からない位まで持っていけました、担当者様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。
広範囲に歪みが出てしまっている場合は、最後まで『歪み』を消すのに必死です、デントリペアは基本的には『押す』か『叩く』かどちらかしかヘコミや歪みと戦う方法がありません、最近では『引っ張る』というのもかなり市民権?を得たように思いますが、まだまだ問題もあります、出来ればもう1つ強力な武器があると良いのですが・・・(笑)
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