朝晩はまだ寒い日もありますが日中はだいぶ春らしくなってきました、お陰で花粉は全開です(^^;)、3月決算のディーラーさんが多いせいか結構忙しくなってきているのに目は痒い、鼻はグスグスで集中力がそがれます(^^;)、コロナも嫌ですが、同じ位花粉も嫌です、早く収まって欲しいです・・・
今回はメルセデスベンツのドアヘコミの修復でした・・・
ドア中央部のスジヘコミです、大きさはそこそこですが、問題なのでがスジです、とてもキツイ・・・です(^^;)、殆ど折り紙でも折ったような折り目がクッキリ!これは厄介です、お客様にも『全力を尽くしますが、スジの痕跡がうっすらと残ってしまうかもしれません・・・』とご説明させて頂きましたが、ご了承を頂けたので作業開始です。
最初はひたすら応力が掛かっているフチをダウンジングです、このままヘコミを触っていく事もできるのですが、そうするとかなり強引な力技になってしまうので鋼板の局部伸びをさらに助長してしまう可能性が高いです、ボディ色が黒系なので伸びると後で歪みを処理するのが大変です、まずは出来る限り鋼板が素直に動いてくれるように応力を抜いておきます、鋼板が動いてきたらツールの先端をソフトタッチのアダフターに替えてヘコミを触っていきます、『面』が出たらアダフターを外しスジを正確に攻めていきます、文章で書くと簡単ですが、ミリ単位のツールコントロールが要求されるとても繊細な作業です(^^;)、集中する事約1時間、何とか形になりました・・・
そして最後に映り込む景色に違和感がないかチェックして微調整します・・・
僅かな歪みはありますが、出来る限り局部変化する場所がないように調整致しましたので普通に見る限りは殆ど解からないと思います、お客様にご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。
今回のようにあまりにスジがキツイとそのパネルの鋼板特性や塗膜の肌具合によって、どうしても仕上がりが左右されます、欧州車はどのメーカーも比較的鋼板特性が素直で更に塗膜肌が粗いので何とか馴染ませる事が出来るケースが多いのですが、もしこれが鋼板に腰が無く塗膜肌が細かい国産軽自動車だったら、恐らくもっと仕上がりに違和感が残ってしまったと思います、キツイスジヘコミはとても厄介です・・・(^^;)
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