プレスライン上の三角形?ヘコミ

2018年2月1日

もう今日から2月です、相変わらず月日が経つのは早いです、ついこの間、年が明けた・・と思っていたのに(^_^;)、そして毎日とても寒い日が続いています、どうやら今夜あたりからまた雪の予報が首都圏にでているみたいです、先日のような大雪にはならないでしょうが、夜から朝にかけて降るようですから少し心配ですね・・・(^_^;)

今回はプレスライン上の強烈なヘコミのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。

プレスラインヘコミデントリペア作業前画像1 プレスラインヘコミデントリペア作業前画像2 before

ヘコミはドア上部のプレスライン上です、大きさは6~7センチで深いです、しかもどういう訳か打撃痕と思われる縦スジが2本斜めに走っていて三角形のような形状になっています、こういった角度の違った縦スジ打撃痕で形成されるヘコミは珍しいです、どうやって何が当たったらこういった形状になるのでしょう?、普通はドアエッジなどがプレスラインに当たって横にずれた場合でも、なかなかこのような三角形にはなりません・・???謎です、といって感心している場合ではありません、これを何とか形にしなければなりません(笑)

まずはツールアクセスを確認します、幸いな事にまずまずツールアクセスは良好です、これだけ深くプレスラインを損傷していると当然鋼板は伸びまくっています、これ以上伸ばすと伸びた鋼板を処理しきれなくなってくるので出来る限り少ない手数で仕上げていく必要があります、その為には鋼板が素直に動いてくれる状態にもっていくことがとても重要です、上部やフチに掛かっている応力を丁寧にポンチングで抜いていきます、応力が抜けてくると鋼板が動いてきますが、この辺の見極めは結構難しいので焦らず何度も繰り返して少しづつ作業を進めます、鋼板に動きがでてくれば一気にヘコミを駆逐!していきます、ある程度ヘコミが戻れば後はひたすら歪みとの戦い?です、写りこむ背景に違和感がなくなればOKなのですが、今回は残念ながら完璧とはいきませんでした(^_^;)

プレスラインヘコミデントリペア作業後画像1 プレスラインヘコミデントリペア作業後画像2 after

パッと見た感じには解らないレベルまでは仕上がりましたが、写りこむ背景に若干の歪みや塗膜肌の乱れが残ってしまいました、でもこれで精一杯でした(^_^;)、お客様には喜んでいただけたようなのでホッと致しましたが本当に難しいヘコミでした、今年は難しいヘコミの修復依頼が多いです(^_^;)、小さく可愛い?ヘコミが恋しいです(笑)

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