少し秋らしくなってきたと喜んでいたらここ数日はまた、夏に逆戻りしたような陽気です、暑いです(^_^;)、しかもどういう訳か仕事も結構忙しいです、例年なら暇になってくる時期なのですが・・今年は通常なら死ぬほど忙しい5~6月が意外と平和で本来なら暇になる9月が忙しい?何だか変な年です、結局1年均せばいつも通りになるという事でしょうか・・・(笑)
今回はトヨタヴァンガードのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。
ヘコミはドアプレスライン上で大きさは5センチ程度ですが、深くスジ状の打撃痕がクッキリ残っています、画像では解り難いですがヘコミ上部フチは押された衝撃でパネルが盛り上がっています(^_^;)、ボディ色が白系なのは救いですが、これだけガッツリとプレスラインを損傷してしまうと良い条件が揃わないと綺麗に修復するのは難しいです(^_^;)、幸いな事にヴァンガードの場合は全く同じようなヘコミの修復作業を数か月前に一度行っているので少なくともツールはしっかりアクセスできる事は解っています、一番重要なツールアクセスが良好なのはとても大きいです、お客様には若干歪みが残ったりラインが乱れる可能性がある事をご説明させていただきましたが、ご了承いただけたので作業開始です
まずは、盛り上がってしまったフチを落とし応力を抜いていきます、前にも何度か書きましたがこの工程はとても大事です、応力を抜かずに強引にヘコミを押し出そうとすると肝心のヘコミは変化せずに回りのパネルが持ち上がってしまったりして仕上がりが悪くなってしまいます、今回も結構この作業に時間を割きました、応力が抜けてくると鋼板にも動きが出てくるのでそうなったら一気にヘコミを攻めていきます、塗膜の肌を荒さないように慎重にヘコミを変化させていきます、ある程度『面』が出てきたらスジと歪みを消していきます、文字で書くと簡単ですが、実際にはとても繊細な作業です、プレスラインと歪みを違和感なく仕上げるのにとても苦労致しましたが何とか形にする事ができました。
僅かな歪みは残りましたがボディ色が白系なので普通に見る限りはまず解らないと思います、お客様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。
今回はツールアクセスが良好でしたので何とか形にする事ができましたが、これで適したツールが使えなかったり、アクセスに問題があったら正直なところ結果は全く変わってしまったと思います、ラッキーでした(^_^;)、プレスラインをガッツリ逝ってしまった場合は『ツールアクセス』の状況次第で仕上がりは大きく変わってしまいます、ここが天国と地獄の分かれ目です(笑)
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