6月に入りました、週末は一般のお客様からのお問い合わせ・ご依頼がとても多くかなり忙しかったです、殆どが野天での作業で日差しが強く気温も高かったのですが湿度が低かったせいか意外と快適に仕事ができました、でも、そろそろ梅雨入りも近そうです・・・ジトジトベタベタ嫌ですね(笑)
今回はフォルクスワーゲンUPのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。
まだUPは数台しか作業したことがありません(^_^;)、真近で見るのは久しぶりです、コンパクトなサイズがとてもいいですね、何だか新鮮な感じがします。
ヘコミはドア中央部です・・・打撃痕は塗膜が欠落してキズになっています、そして鋭く深いです(^_^;)、まるでマイナスドライバーをハンマーでひっぱたいてできたような感じです、これだけ鋭くへこんでしまうと完全に修復するのは厳しいです、必ず打撃痕は残ってしまいます、お客様にもその旨ご説明させていただきましたが、『今より目立たなくしてくれれば・・・』との暖かいお言葉をいただけたので作業開始です。
このように鋭角にへこんだ深いヘコミの場合は闇雲に触っても鋼板が伸びるばかりで思惑通り変化してくれないのでまずはヘコミを開いていきます、そうする事によって掛かっている応力も抜けてヘコミが動くようになっていきます・・・という予定でしたがこの打撃痕は残念ながら動いてくれませんでした(^_^;)、仕方ないので力技を併用する事に致しました、ツールの先端を面接点にして打撃痕に強い力を掛けてはヘコミを開くを何度も繰り返してできる限り鋼板を伸ばさないように気をつけて作業致しました。
苦戦致しましたが何とか形にはできました、ただ、やはり打撃痕のキズの部分は若干残っています、でも、これ以上追い込むと逆に回りの鋼板が持ち上がってかえって違和感が出てしまうのであえてここまでで終了させていただきました、お客様にご確認をいただきましたが喜んでいただけたのでひと安心です、ご依頼ありがとうございました。
塗膜が欠落する位の打撃痕が残っているヘコミは例外なく鋭く深い事が多いです、ある程度までなら色々と打つ手もあるのですが、今回のようにあまりに深くスジのようになってしまうと正直なところ目立たなくするだけで精一杯です(^_^;)、大きいヘコミも厄介ですが、小さくても深いものも同じくらい手強いです・・・要するに楽なヘコミはないという事です(笑)
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