どうやら関東も梅雨明けしたみたいです、いよいよこれから本格的な夏が来るんですね・・・(^_^;)、今月は7月にしては比較的涼しかったのでとても助かりましたが、これからは外仕事にはツラくキビシイ1ヶ月になりそうです・・・かなりブルーな気分です(笑)
今回はマツダCX-5のリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。
ヘコミはドア上部のプレスライン上です・・・強烈です(^_^;)、ラインと直交するようにガッツリへこんでいます、大きさは約8センチ、深い上に鋭角でヘコミの上部は当たった時の衝撃で盛り上ってしまっています、ボディ色も写りこみがとても鮮明な色なので僅かな歪みが残っても違和感がでてしまいます、正直なところ最初はお受けするべきかどうか迷いましたが、お客様からは『目立たなくなれば構わないから・・・』との暖かいお言葉をいただけたのとツールのアクセスが良好だったのでビビりながらもご依頼をお受け致しました(笑)
まずは、盛り上がったヘコミ上部を徹底的に叩いて落としていきます、デントリペアは裏側からツールで押すだけだと思っていらっしゃる方が多いのですが、この『叩く』という行程は『押す』という作業と同じくらい重要です、というのも『叩く』事によって盛り上がってしまった場所を落として平坦に戻す事は勿論ですが、ヘコミのフチなどに掛っている応力なども抜く事もできるからです、この工程を飛ばしてただ『押して戻す』という行程だけでヘコミを直そうとすると鋼板を必要以上に伸ばして仕上がりが悪くなってしまう事が多いです、今回もあちこち叩きました、ある程度、応力が抜けたところでやっとツールでヘコミを触っていきます、できる限り局部的に変位している場所が出ないように細かい凹凸を見ながらバランスをとっていきます、その際プレスラインを整形していく作業も並行して行っていきます、一度潰れてしまったラインを再生するにはミリ単位で鋼板を動かしていかなければならないので本当に大変です、最後に背景の写りこみを見ながら歪みを微調整して何とか形に致しました。
僅かな歪みは残りましたが、普通に見る限りは解らないレベルまでは仕上がりました、お客様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。
今回はCX-5特有?のドア内部の補強板にヘコミが掛っていなかった事が不幸中の幸いでした、これでツールアクセスに少しでも問題があるような状況だったならご依頼をお受けできなかったかもしれません、それぐらいキビシいヘコミでした、何とか形にできて本当に良かったです、ふぅ~(安堵の溜息)・・・(笑)
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