何だか世間はコロナウイルスで大変なことになってきました、自分には全然影響はないのかなぁ~なんて呑気に構えておりましたが、何となく仕事量が減ってきた感じがここ最近はしてきました(^^;)、本当はこの時期は結構忙しい筈なのですが、いたって平和です(笑)、特に輸入中古車業者様からのご依頼が少ない感じがします、リーマンショック直後の時もそうでしたが、日本人は真面目な人種なので景気に陰りが出てきたりすると自粛する人が多いそうです、いずれにしても私の仕事はやはり新車でも中古車でもクルマが動いてくれないとマズい事は確かです(^^;)、これでオリンピックが中止や延期になったりしたらますます悪いムードに拍車がかかりそうで凄く心配です、早く収束に向かえば良いのですが・・・。
今回はプレスラインが微妙に湾曲してしまったヘコミの修復作業でした・・・
ドア上部にできた7~8センチのヘコミです、最初にパッと見た時はプレスラインはギリギリセーフでラッキー!なんて思ったのですが、実際にツールで修復作業を始めると何だかヘコミが変化していく感じがイメージ通りではありません、???よぉ~く見るとヘコミの下フチが微妙にプレスラインに掛かっています(^^;)、この部分だけラインが下に押されて曲がっています、こういうのは厄介です、ラインの損傷が『点』のように部分的ならまだその部分だけを戻せば済むのですが、このように幅があってラインを曲げてしまうと綺麗にラインを修正するのはとても手間が掛かります、しかもこの部分からヘコミ上部に向けて応力が掛かっているのでこの曲がったラインをきちんと戻してやらない事にはヘコミも綺麗には直りません(^^;)、これはやった事がある人でないとイメージできないと思いますがツールは鋼板パネルに『点』で接します、そして戻すべき相手はもちろん『点』ではなくて『線』です、しかも凹んでいるのを戻しながら曲がった折り目のようなラインを上に戻さなければなりません、本当にミリ以下の精度でツールをコントロールしなければなりません、曲がっているラインは1センチにも満たない程度なのですが、大変でした・・・
苦労致しましたが、何とか形にする事ができました、『良かった!良かった!』と安心したのも束の間、ツールを片付けながら歪みが無いかチェックしていると何と直したヘコミの遥か下にも浅~いスジ状のヘコミが・・・半分位片付けていたツールをまたクルマから降ろして再び作業です・・・こういうのは精神的に疲れます(笑)
実はこういう事はたまにあります、厄介な作業をしているとそこの部分に集中してしまうので意外と周りのヘコミに気づかず『やっと、終わった!』などと思ってツールを片付けていると『まだ、あった(^^;)』といって発見してしまうパターンです、なるべく作業前にチェックするように気をつけているのですが、難易度が高い作業だったりツールのアクセスが難しそうなケースだったりするとどうやら私の頭は2つの事を同時に進行できないみたいで周りのヘコミが見えなくなってしまうようです(^^;)、困ったものです(笑)
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