今週はとても寒いです、そのせいか腰、首が悲鳴を上げています(^^;)、こうなると当然?持病の坐骨神経痛もちょこちょこ顔を出してきます、こういう時はスーパー銭湯に行ってバブルバスにゆっくりと浸かります、そうするとまた何とか1週間は持ちます(^^;)、何だか情けない話ですが、そろそろオジサンから老人へ転換する年齢になってきたのでしょうがないですね、歳はとりたくないですね(笑)
今回はカムリのドアヘコミの修復でした・・・
ヘコミはドア下方部で大きさは7~8センチです、かなり鋭角な形状で折り目のようなスジがくっきり残ってしまっています、そしてどういう訳かヘコミの横は逆にかなり鋭角に出っ張っています???・・・、まずはツールのアクセスですが、これだけ下方ですと窓枠の隙間からのアクセスは無理なので内装を外します、現行のカムリは以前のモデルに比べるとかなり高級感が前面に出るような造りになっているので内装の分解がちょっと心配でしたが、いつも通りのトヨタ車のパターンでしたので意外とスンナリ外れました、そして内部を見てみると・・・
サイドインパクトビーム(側面からの衝突時に乗員を保護する為の鉄パイプみたいな部品)が偉そうに?2本も居座っています(笑)、ヘコミは下側のビームに溶接されているよく解からないステーのようなものの丁度裏です、このステーのようなものが外側から力を受けた時に外板を押してヘコミの横の『出っ張り』を作ったのですね、納得!
まずは出っ張りをポンチングで落としてからツールでヘコミを触っていきますが、ドア内側の開口部がヘコミの真裏ぐらいまでしか開いていないのでツールのアクセス角度がよくありません、仕方ないので左手のみで何本ものツールを駆使して何とか作業致しました・・・
キズのようになっているスジの痕跡が僅かに残りましたが、幸いな事にボディ色が白系なので普通に見る限りはまず解からないレベルまでは仕上げる事ができました、オーナー様も喜んでくださったのでホッと致しました。
最近の車のサイドインパクトビームは2本になっているケースが増えています、しかもパイプ形状のものだけでなく画像の上側のビームのようにアングルみたいな形状のものも多いです、今回は下側のパイプ形状のものの裏側でしたので隙間が数ミリあってツールを滑り込ます事ができましたが上側のアングルのような形状のものだと隙間が殆ど無いので細いツールしか入っていけません、小さな浅いヘコミならそれでも何とかなりますが、大きかったり深いヘコミの場合はしっかり力を掛けていかなければならないのでかなり厳しいです、でもサイドインパクトビームは決して悪い事だけではありません、これをツールの支点にできるというメリットもあります、長いツールを使ったり深いヘコミを直す場合はサイドインパクトビームを支点にできるとツールをしっかりとコントロールできるのでとても助かります、要は敵にも味方にもなるという事ですね、経験的には6:4ぐらいで敵になるケースの方が多いような気がします(笑)
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