関西の台風、北海道の地震と日本中が大変な災害に遭いました、特にTVニュースで見た関西方面の台風の風の凄まじさは現実のものとは思えずハリウッド映画のCG?と勘違いしてしまう信じられないような映像でした、幸いにも横浜では大きな被害も出なかったようですし我家も無事でした、でも、同様な災害に何時襲われても不思議はありません、相手が自然なので抗う事はできませんが、せめて水や食料の最低の備蓄ぐらいしておこうと改めて痛感致しました、これだけ科学が発達していても自然の猛威の前では人間は無力に等しいのですね・・・我々にできる事は『備え』ぐらいのようです・・・
今回はプレスラインのヘコミの修復について少々・・・
たまにお客様から『プレスライン上のヘコミもデントリペアで直せるんですか?』といったお問い合わせをいただきます、その際は『プレスラインとヘコミの形状、ツールのアクセス状況次第で綺麗に直せる場合とそうでない場合がございます』とお答えしています
プレスラインも実は色々な形状があります、10年位前までは大体プレスラインというと角度の浅い『く』の字のような単純な形状のものが殆どでツールアクセスさえ良好でそれ程深くないヘコミなら特に問題なく修復できました、しかし、最近のクルマは技術の進歩のお蔭で金型の精度が上がりとんでもなく複雑なプレスラインもパネル上に生成する事ができようになりました、BMWや30プリウスなどに見られる『く』の字の角度が深い尖がったような形状のものやゴルフ7のように手が切れそうなシャープなもの、又はグニャグニャ曲がった殆ど『お絵かき』のようなラインさえも可能になりました、こういった複雑なものや角度のキツイプレスラインになると正直なところ綺麗に修復できるかどうかはケースバイケースでツールアクセスやヘコミの形状・深さに左右される事が多いです、デントリペアの場合、修理というよりも『復元』する技術なのでどうしても修復の可否や仕上がりは元のプレスライン形状やヘコミの深さ・ツールアクセスなどによって変わってしまいます、では、綺麗に直せるプレスラインやヘコミとはどんな形状なのでしょうか?
上の画像は先日直したプレスライン上のヘコミですが、プレスラインは普通?の『く』の字のような形状でヘコミも3センチ程度の浅いものでスジ状になっていません、また位置もドア中央部なので窓枠の隙間からバッチリツールアクセスができます、こういった状況のものなら短時間で綺麗に修復が可能です
歪みも残らずラインもきちっと通りました、写りこみにも違和感はありません、あら捜しすればほんの僅かな歪みがありますが普通の人が見てもまず解らないと思います、多分(笑)
プレスライン上のヘコミに関してはラインやヘコミの形状及びツールアクセスによって修復の可否や仕上がりが大きく左右されます、実車を見てみない事には正確な事は言えないというのが正直なところです、ただ、尖ったプレスラインに大きさ5センチ以上の深いヘコミ・・・こんなケースだとツールアクセスが良好であっても完全な修復はちょっと厳しいです・・・結局、結論は『プレスラインの修復は状況次第』という事ですね・・・(笑)
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