インパクトビームの付け根付近のヘコミ修復

2018年6月15日

先日、センター南に出掛けた時に何となくウチのくま吉に雰囲気が似ているカラスを見つけて思わずシャッターを押しました(^_^;)、肝っ玉が据わっているのか、かなり近づいても動じない様子で暫く見入ってしまいました、じっくり見ているとカラスってカワイイなぁと思ってしまう私は異常でしょうか(笑)

カラスのくま吉

今回はドア前方部の30センチ近いヘコミの修復でした・・・(^_^;)

30センチ位のドアヘコミ before

ヘコミはリアドアの前方部分で上下の長さは20センチ位はあります、デントリペアライトで光を当てていますがコンパクトなライトを使っていたので上下に光が当たりきりません(^_^;)、しかも、厄介な事にヘコミの前フチが猛烈に盛り上がっています??、ドア内部を探ってみるとヘコミの裏側にサイドインパクトビーム(側面からの衝突時に乗員を保護する鉄のパイプのような補強部品)の付け根部分があります、どうやらへこんだ時に表側の鋼板を突き上げたようです、それにしてもこれは強烈です(^_^;)、ヘコミだけでも充分に厄介なのにこの山脈みたいに折り目になっている突き上げではどう見ても完全には修復できそうにありません、更にドアの前フチなのでツールのアクセス状況も良くありません、普通なら板金塗装をお奨めするところですが、お得意様から『何とか目立たなくなればいいんだけど・・・』とのご依頼でしたので頑張ってみました・・・

まずはツールアクセスですが、何と言っても上下約20センチ位あるので1つのルートではアクセスしきれません、アクセスルートは3方向です、窓枠の隙間、ハーネスの穴、水抜きの穴、これらをヘコミの位置によってツールを換えながらアクセスします、そして問題は山脈のようになっている突き上げです、できる限り違和感が出ないように落としていきます、ただやはりクッキリ折り目のようになってしまっているので完全には消しきれません(^_^;)、ある程度落ちて応力が抜けてきたらヘコミを修復していきます、しかし、アクセスルートとツールを換えながらヘコミを触っていくのは手間が掛かり体勢もキツイです、老体にムチ打って作業する事約2時間!何とか見られるようになりました(^_^;)

30センチドアヘコミ修復後2 after

『山脈』のようだったスジはやはり消しきれません、ミミズ?みたいな感じで残っています、でも、これで精一杯です(^_^;)、それでも20センチ位あったヘコミはほぼ無くなったので2メートル位離れて見れば解らなくはなりました、若干の歪みはありますが・・・(笑)

ドア中央部付近に激しい損傷を受けるとサイドインパクトビームに干渉する事が多いです、若干なら良いのですが今回のように『スジ』になるほど突き上げてしまうとまず完全に消す事はできません目立たなくするので精一杯です、でも、それもツールがアクセスできるというのが最低条件です、付け根付近はアクセスできないケースが結構あります・・・そうなると撃沈です(笑)

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