FIAT500のFフェンダープレスラインヘコミ

2021年10月9日

10月も中旬近いというのにいまだに真夏日が続いています、日中晴れると日射がとてもきつく外で作業しているとどんどん日焼けが進みます、夏の日焼けに更にプラスされて首の後ろや腕は真っ黒で黒光りしています(^^;)、しかもどういう訳かまだ忙しさが収まりません、8月のお盆明け以降まともに休めたのは1回目のワクチン接種日とその翌日、あとは今週の水曜日のみ!(2回目の接種日はフラフラしながら仕事しました)というかなりハードな状態です、普通ならこの時期は少しタレる時期なのですが・・・、仕事があるという事はとても幸せな事だと思わなければならないのですが、流石に還暦近い老体が悲鳴を上げ始めています(笑)連休が欲しい~です!

今回は久しぶりのFIAT500の修復作業でした・・・

FIAT500フロントフェンダープレスラインヘコミ FIAT500フロントフェンダープレスラインヘコミ2 before

Fフェンダーのプレスラインにできた5センチぐらいのヘコミです、ライトもあてず普通に撮ったので少し解かり難いですが、結構ガッツリ逝ってます、最初にお取引先の担当者様から聞いた時は『プレスライン上だけど小さくてカワイイヘコミだよ』と伺っていたのでな~んだそれなら楽勝かな!なんて思っておりましたが、いざ実車をみたらかなり深いしヘコミの上部は押されて盛り上がっているしプレスライン自体も完全に損傷しています、お取引先の担当者様も実車を見たら『カワイくないね、結構逝ってるね(笑)』と依頼時のコメントを全面撤回です(^^;)

救いなのはFIAT500の鋼板はかなり素直に変化してくれる直しやすい特性な事とツールアクセスが良いFフェンダーだという事です
かなり局部的に鋼板に『伸び』が出ている状態でしたのでこれ以上極力伸ばさないように最初はひたすらヘコミに掛かっている応力の解放作業に集中しました、ある程度応力が抜けて鋼板に動きが出てきたら一気にツールでヘコミを戻していきます、鋼板の『面』が戻ってきたらプレスラインを仕上げます、ラインの損傷が『点』ではなく数センチの『線』なのでそれを復元するのにかなり苦労致しましたが、適したツールがしっかり使えるFフェンダーでしたので何とか形にできました、最後に映り込む背景を見ながら歪みを取り去って完成です。

FIAT500フロントフェンダープレスラインヘコミ修復後 FIAT500フロントフェンダープレスラインヘコミ修復後2 after

プレスラインラインに僅かな乱れが残りましたが塗膜肌にかなりうまく紛れたので殆ど解からないと思います、担当者様のご確認を頂き無事終了です、ご連絡ありがとうございました。

FIAT500の作業は久しぶりでした、数年前はかなり頻繁に作業依頼があったように記憶していますが、ここ最近はご無沙汰でした、記憶していた通り変化特性の素直な直しやすい鋼板でした、これがもし薄く腰が無くすぐ伸びる国産軽自動車だったらもっと酷い仕上がりまでしか持っていけなかったように思います、素直な鋼板で良かったです、ラッキーでした!

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