先日の台風の雨は横浜でも凄かったです、長い時間豪雨が続いてました、夜中に最も接近するという事でしたので不安でしたが、朝起きたら幸いにも我家は無事でした、胸を撫で下ろしホッと一安心と思ったら、今週末にまた台風が接近するようです(^_^;)、心配です・・・
今回はBMW3シリーズツーリングのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。
ヘコミはリアフェンダー(リアクォーターパネル)中段の前方フチです、リアドアとの境から数センチです、大きさは約5センチ、スジ状の打撃痕がクッキリ!(^_^;)、それでもヘコミ自体はきちんとツールがアクセスできれば何とかなるレベルですが、問題はそのアクセスです、前にも書きましたがリアフェンダーは鋼板2重構造です、要はへこんでいるパネルの内側にもう1枚鉄板があるという事です、当然その鉄板がある為タイヤハウスからいくらツールを入れようとしてもへこんでいる外側の鉄板までは辿り着けません、通常は内装を分解したりテールランプを外したりして車体後方からツールを入れてヘコミまでアクセスするケースが多いのですが、リアドアとの境ですと後方からでは流石に遠すぎて厳しいです、こうなるとプーリング(表側から引っ張って直す技法)しか残された手はないのですが、今回のようにスジ状になっているヘコミの場合はプーリングではまず綺麗に直りません(^_^;)、万策尽きたか・・・と思いましたが、もしや!とリアのインナーフェンダー(フェンダー内にあるカバー)を外してみたら・・・ありました!『穴』!、ドイツ車はどういう訳かリアフェンダー内に意味不明の『穴』が開いている事が多いのです、ゴム製のメクラ蓋を外して使えそうなツールを片っ端から入れてみると何とかヘコミまで到達できるものが何本かありました!良かったです、とは言っても短く細いハンドツールしかアクセス可能なものはありませんので思ったように力が掛けきれずかなり難儀しました(^_^;)、それでも何とか形にする事はできました。
殆どスジも残らずまずまずに仕上げる事ができました、お客様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。
リアフェンダーは殆どのクルマが2重構造です、私の経験上ではここ10年以内に製造されたクルマで2重構造ではないクルマはプジョーの数車種とビートルだけだったと思います(スーパーカーや少量生産のハンドメイド車は除く)、そして今回のようにリアフェンダー内に『穴』があるのはドイツ車だけです、国産車や他の国のクルマでは見たことはありません、また運良く『穴』があってもヘコミの位置によっては使えないケースの方が多いです(^_^;)
リアフェンダーは厄介です・・・(笑)
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