またもやキワドイ位置でした

2017年10月6日

ある日を境にいきなり季節が変わったみたいな感じです、今年は本当に極端ですね、ウチは妻がもの凄い寒がりなのでもうストーブを出しました(^_^;)、でも私はまだ風呂上りなどは扇風機をちょこちょこ使ってます、私は『暑~い』といって扇風機、妻は『寒~い』といってストーブ、ちょっと異様な光景です・・(笑)

今回はホンダインサイトのリペアでした、クルマ関連業者様からのご依頼です。

ホンダインサイトデントリペア作業前画像1 ホンダインサイトデントリペア作業前画像2 before

ヘコミはリアドア中段あたりの前フチです、大きさは8センチぐらいで結構ガッツリへこんでいます(^_^;)、これぐらいのヘコミはツールさえきちんとアクセスできれば殆どの場合、綺麗に修復できるのですが、今回は場所が悪いです、パネルのフチで表と裏の鋼板が接合する寸前で僅かな隙間しかないところです、ここで使えるツールはもんじゃ焼きのヘラのような形状のものなど先端が薄いものだけです、更に悪いのはフチの接合部までヘコミが干渉してしまっている事です、担当者様にも完全修復は難しい事をお伝え致しましたが、何とか目立たなくして欲しいとの事でしたのでトライしてみる事に致しました。

こういった大きく深めのヘコミを細いツールで最初からチマチマ?触っていくとかえって肌が荒れてしまう可能性があるので今回は最初にプーリングである程度引っ張ってからツールで細かく整形していくという作戦を立てました・・・しかし最初からつまづきました(^_^;)、何度か色々なタブ(引っ張る為のツールのひとつ)を色々な角度で試してみましたがフチから変形しているのでプーリングでは思ったように変化しません、塗膜を剥がしたら大変なのでここでプーリングは断念、仕方ないので内装を分解してツールをアクセスしようとしたらまたもや問題が・・丁度ヘコミとドア内部のサイドインパクトビーム(側面からの衝突時に乗員を守る鉄パイプみたいな部品)の付け根の部分が干渉しています(^_^;)、これで更に使えるツールが減りました(泣)、落ち込んでいても仕方ないので何とか触れるツールを駆使してできる限りやってみました・・・

ホンダインサイトデントリペア作業後画像1 ホンダインサイトデントリペア作業後画像2 after

悪戦苦闘する事、約1時間半!多少は見られるようになりました(笑)、もちろん歪みは残っていますが、これで精一杯でした(^_^;)、担当者様にご確認いただいたところ『上出来!上出来!』と言われホッと致しましたが無理な体勢で作業していたので腰痛が・・・(笑)でも何とか形になって良かったです、ご依頼ありがとうございました。

このブログでも何度か書いてきましたが、パネルのフチやフチに近い位置に損傷を受けてしまうと綺麗に修復する事は難しいです、それどころ全くお手上げ!となってしまう事も決して珍しくありません、くれぐれもパネルのフチ付近にはヘコミをつくらないよう気をつけて下さい・・・と言っても無理ですよね(笑)

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