先日、休みの日に妻と買い物の帰りに港北区にあるバームクーヘンの専門店に寄ってきました
妻は自宅から車で20分位の所なので前から行ってみたかったそうです、お店に入ると一瞬驚きます、巨大なバームクーヘンのオブジェみたなものが店内あちこちに展示されています、幅が約1メートル、直径は大きいもので約50センチ位はあります。
てっきり、模造品だと思い込んでいたのですが、お店の方にお聞きしたら全部本物でした!(^_^;)、もちろん売り物ではありませんが、お客さんに見てもらう為に店内に展示しているのだそうです、ある程度の期間が経過するとまた新しく焼いたものに変えるそうです、『触ってもいいですよ』と仰ってくださったので遠慮気味に触れてみるとバームクーヘンでした(笑)前に買いにきた時も気にはなっていましたが、まさか本物とは・・・驚きました!
今回はデントリペアの事ではありませんが、ちょっとクルマのためになるお話を・・・
上の画像は実は妻の愛車イストから出てきた電装品の残骸です、中古で4~5年前位に購入致しましたがいつも乗り放しにしていたせいか、今年はオルタネーター(発電機)・ウォーターポンプと立て続けにご臨終なさってしまって挙句の果てに信号で停車中に後ろから追突までされて『全損』扱いの損傷まで受けてしまいました、まだまだ頑張って走ってもらいたいのでお盆休みの空いた時間に色々と整備した時に外したものです
運転席の足元のカバー内から出てきました、これらの配線は全て後付けの電装品を付けていた時の残骸です、このクルマは特に前オーナーが色々な電装アクセサリーを付けるのがお好きだったようです、しかし問題なのはこの残骸は電源を供給すべき電装品はもうすでに外されているのに全部クルマのハーネス(電線)に結線されたままになっていた事です(^_^;)
その際、使われていたのがこの結線タップ、通称『ガブリ』です、これはクルマ側の配線を切断せずに電源を取り出せるので確かに便利ではありますが・・・
内部に上のような金属部品が入っていて2本の配線を溝にかませてペンチなどで握ることによって配線の被覆をぶち破って内部の電線に到達して通電するという仕組みなのですが、当然、ちょっとした事で接触不良を起こす可能性があります、またこの結線タップを外した場合は絶縁被覆をぶち破った痕は必ず残ります
こんな感じです、当然この部分は絶縁の為の被覆がありませんので、車内の鉄板などにもし触れたら短絡(ショート)します、あたりまえですが本来は外した際には必ず絶縁処理をします、今回ウチのイストの場合は絶縁には問題なかったのですが、稀ですが接触不良が起きてました、ナビ、ETCとかつて装着されていた盗難防止装置と何等かの電装品の電源としてACC電源と常時電源がたこ足配線のようになっていて、その際に結線タップを多用していた為にたまに通電不良を起こしていたようです、現状はナビとETCのみしかありませんので不要な結線タップと配線を全て取り外し車両側の結線タップの傷跡も『手当て』をしてあげました、グチャグチャだった配線もスッキリして『手当て』以降は接触不良も起きていません
中古車を買うと多かれ少なかれこういった後付け電装品の痕跡はよくあります、きちんと処理されていれば何も問題ないのですが、簡単だからといって1本の配線からいくつもの電源を結線タップを使って供給したりすると様々な故障の原因になる事もあります、電装アクセサリーなどを後付けする際は配線の容量などを充分に考えて作業なさって下さい、以前に本で読みましたが車両火災が起きる殆どの原因が後付けの電装アクセサリーの配線不良だそうですよ・・・(^_^;)。
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