今年のお盆は悪天候のせいもあってか例年より平和です、先週末までは一般のお客様からのご依頼・お問い合わせがとても多かったのですが、今週に入った途端にピタッと止まりました(^_^;)、お蔭で久しぶりに休みもとれてお墓参りにもお盆中に行く事ができました、お盆に休みが取れるのは何年振りかです、慣れないのでちょっと落ち着かない感じもないわけではありませんが、たまにはいいですね、でもお盆休みが開けたらいきなり忙しくなりそうでちょっと怖いです(笑)
先月18日以降は首都圏で降った雹害車の修復で四苦八苦しておりました、お取引先様や一般のお客様に雹被害についてよく聞かれますので、今回はそのことについて少し・・・
雹被害といっても実は降った雹の大きさによって受けるダメージは様々です、一般的には雹被害に遭った車のヘコミは少ないもので50~100箇所、多いと200~300箇所!なんていう場合もありますが、最も問題なのは個数よりもひとつひとつのヘコミの大きさや深さです、2センチ位までの雹であれば車にできるヘコミもそれ程大きいものや深くなる事はないので個数があっても何とかできるケースが多いのですが、ゴルフボール位の大きさの雹が降って車に当たると大きさ深さ共に受けるダメージは倍増してしまいます、しかも、それがもの凄い数同じパネル内に連なってできてしまうので当然鋼板は伸びまくりです、それでも、それらがツールのアクセスできる位置にあればまだマシなのですが、ツールがアクセスできないルーフサイドや各ピラー(天井とボディをつなぐ柱のような部分)だったりするともうお手上げです、もちろんプーリング(表側から引っ張って直す技法)でできる限りやってはみますが、正直なところ殆どが完全には修復できません(^_^;)、じゃあ、そこはどうするのか?板金塗装でパテで埋めて再塗装して修復してもらうしか手はありません、結局、ゴルフボールクラスの雹で受ける酷い損傷は残念ながらデントリペアだけでは完全修復できないケースが多いという事です、必ず板金塗装屋さんとの連携が必要になります
7月18日に首都圏(特に東京・神奈川)で降った雹による被害も実は地域によって随分差があります、私が先月からずっと作業しているのは主に神奈川県で降られて被害に遭った車です、これらはそれほど大きな雹ではなかったようで何とかデントリペアだけで修復が可能な車が殆どです、しかし、都内で降った雹は場所によってゴルフボールクラスのものが降ってしまったようで桁違いに被害が大きいです、それ程細かく見た訳ではないので正確な事は言えないですが都内で被害に遭ってしまった車の修復は恐らくデントリペアだけでは難しいのではないかと思われます・・・(^_^;)
このブログを書いている現在でも、お盆時期とは思えないほど気温は低く天候は不安定です、こういう状況が今週いっぱいは続くようですから、また雹が降る可能性も全くないとは言えません、大切な愛車が被害に遭ってしまうと金銭的だけでなく精神的にもショックは少なくありません、自然被害なので完全に防ぐ事はできなかもしれませんが、ゲリラ豪雨などの警報や注意報がでた時は充分に注意なさって下さい。
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