連休が明けてから修復についてのお問い合わせがとても多いです、やはり旅行中やお出掛けした時に何らかのアクシデントに遭ってしまったりするのでしょうか?ウチは連休は仕事で旅行もお出かけもしませんでしたが妻が信号待ちで追突されました(^_^;)、アクシデントは突然やってくるものなんですね(笑)
今回は三菱デリカD5のリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。
ヘコミはリアフェンダーのアーチ部分です、画像では解りにくいですが、5センチ位の縦横2つのヘコミが上下で結合されたような複雑な形状です、お客様のお話ではガードレールに僅かに接触してしまったそうです、キズがつかなかったのが幸いですが、この位置はマズいです(^_^;)、最初にお問い合わせをいただいて位置を聞いた時もツールがアクセスできるかどうかが、とても心配でしたが、テールランプを外したり色々とアクセスルートを捜してみましたがやはりダメです、まだ、新車で購入なさったばかりのお車ですからお客様も極力板金塗装での修復は避けたいとの事です、どうにかならないかと少ない脳ミソで考えた結果、プーリング(表側から引っ張って直す技法)でまずトライしてダメだったらフェンダー内部に小さな穴を開けてツールアクセスを確保するという2段構えの方法でした。
普通はこのような複雑な形状のヘコミを綺麗に仕上げる場合はツールできめ細かく押し戻していくのが基本なのですができる事なら『穴』は開けたくなかったのでまずはプーリングでどこまで仕上がるかやってみました。
何度もプーリングとポンチングを繰り返し何とか形になりました、複雑な形状でしたが比較的浅くスジにもなっていなかったのとボディ色が白系だったのが不幸中の幸いでした、僅かな歪みは残りましたが普通に見る限りは殆ど解らないレベルには何とか仕上がりました、お客様も喜んでくださったので『穴』を開けずに済んでホッと致しました、ご依頼ありがとうございました。
ドアパンチや何か物がぶつかったケースなどと違いクルマが動いて何かに当たってしまった場合はお客様が思っていらっしゃるより損傷は酷く広範囲に及んでいる事が殆どです、その上にツールのアクセスに問題があると普通はリペア不可になってしまう事の方が多いのですが、今回はとてもラッキーだったと思います、いつもこうなら良いのですが・・・残念ながらなかなかそうはいきません(笑)
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