素晴らしいコンディションの993でした

2015年11月13日

今週に入ってからどうもスッキリしない天気が続いています、生暖かい風が吹いたかと思えば、急に気温が下がってきたり・・・こういう時は体調を崩しやすいので気を付けないと・・・特に私のようなオジサンは(笑)

今回はポルシェ911(993)のリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。

ポルシェ911カレラS

ポルシェ911カレラSデントリペア作業前画像1 ポルシェ911カレラSデントリペア作業前画像2 before

とても綺麗な993カレラSです、空冷の911の場合、最低でもどこか1箇所くらいはパネルに板金塗装の痕跡があるのが普通ですが、パッと見た感じ再塗装の痕跡は全く見当たりません、オーナー様にお聞きしたところ、新車から購入されて今までず~っと所有なさっていて一度も板金塗装はなさっていないそうです!、素晴らしいコンディションの筈ですね、そんな空冷911は久しぶりなのでマジマジと見てしまいました(笑)

ヘコミはドア上部で縦スジ約5センチでちょっとキツめのドアパンチみたいな感じです、全てがラインオフ時のオリジナル塗膜なのでこれはデントリペアで修復するのが最も適した選択だと思います、このヘコミの位置は裏ワザ?が使えるかどうか微妙な位置でしたが、ギリギリOKでした(^_^;)、歪みを散らすのに苦労致しましたが何とかリペア終了・・・と思ったら逆側のドアにも似たようなヘコミが(すいません、画像はありません)・・・お客様にご報告したところ『是非、そちらも直して欲しい』とのご依頼をいただいたので即作業開始です、殆ど同じ位置ですが、もう少し浅いヘコミでしたのでこちらは短時間でリペアできました。

ポルシェ993カレラSデントリペア作業後画像1 ポルシェ993カレラSデントリペア作業後画像2 after

お客様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

板金塗装での簡易な修復箇所があったとしてもクルマの走行性能にも価値にも全く影響するわけではありませんので、別に問題はないのですが、ラインオフされてからすでに20年以上経っていて普通にクルマを使用なさっていて一度も板金塗装のお世話にならずに現在まで過ごしてきたという事実が凄い事だと思います、きっと幸運なだけではなくオーナー様もかなりの努力をなさったのではないかと思います。
できる事ならこれからもこのオリジナルの塗膜の状態がず~っと維持されてくれれば・・・と1人のポルシェファンとして、やはり願わずにはいられません・・・。

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