台風が過ぎ去って以降、一般のお客様からの台風による損傷の修復についてのお問い合わせが多くなってきています、台風や強風が吹いた後はいつもそんな感じですが、強風による損傷は時にとてもデントリペアでは対応不可能なレベルになる事があります・・・事前対策しておく事がとても重要だと思います。
今回はプリウスのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です
ヘコミは助手席ドアプレスラインです!しかもガッツリ逝ってます(^_^;)、以前にもブログで何度も書いていますがプリウスのプレスラインは物凄く修復が困難です、浅くチョコンとへこんでいる程度ならまだ何とかなりますが、ラインをガッツリ損傷してしまうと正直なところ完全修復は難しいです・・・普通のプレスラインと何が違うかというとプレスラインの角度が深く尖がったような形状になっています、似たタイプに最近のBMW車がありますが、こちらも負けず劣らずリペアの難易度は高いです(笑)、今回の場合もかなりガッツリとラインが損傷しているので若干のラインの乱れや歪みが残ってしまう旨をお客様にご了承をいただき作業致しました。
こういった尖がったプレスラインの深いヘコミを直す場合は我慢比べのようです、鋼板に動きが出てこない状態で無理をすると簡単に塗膜が割れます、焦らずにあちこちに掛っている応力を抜きながら少しづつ触っていきます、そしてある程度鋼板が動いてきたら勝負にでて多少強引にヘコミの芯に力を掛けて押し戻していかないとプレスラインを損傷した深いヘコミは出てきません、神経も体力も消耗します(齢のせいかも 笑)そしてラインがあるレベルまで修復できたら歪みをできる限りとっていきますが、伸びた鋼板の処理が大変です、時間も苦労も掛りましたが何とか形にする事ができました(^_^;)
若干の歪みは残っていますが、ボディ色が白でしたので細かく見なければ殆ど解らないレベルには何とかリペアできました、お客様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。
プリウスやBMWの尖った?プレスラインは本当にデント屋泣かせです、今回はそれでも使いたいツールが比較的アクセスできる位置でしたのでまだ良かったですが、適したツールが使えない位置だったりするともう『お手上げ!』といったケースも過去にはありました、尖ったプレスラインは本当にキライです・・・(笑)
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